【エフェクター自作】自作FuzzFace論:ジミヘンサウンドを目指すなら自作!
自作の醍醐味をFuzzFaceで味わう
以前にこちらの記事で、FuzzFaceこそ自作すべきと記載いたしました。
今回は具体的にFuzzFace自作のポイントを記載したいと思います。
FuzzFaceの回路図は様々なサイトから入手することができます。
英語ですが、こちらのサイトが詳しいです。
FuzzFaceの基盤作成に必要な電子パーツはたったの9個!
こちらは初期型FuzzFaceのパーツリストです。
C1: 2.2 uF 電解コンデンサ
C2: 20 uF 電解コンデンサ
C3: 0.01 uF フィルムコンデンサ
R1: 33KΩ 抵抗
R2: 470Ω 抵抗
R3: 8.KΩ 抵抗
R4: 100KΩ 抵抗
Rvol: 500KΩ (Aカーブ) ポテンショメータ
Rfuzz: 1KΩ (Bカーブ) ポテンショメータ
基盤作成に必要なパーツは9個です。これと、ボリューム×2、ジャック×2、スイッチ×1、LED×1、LED用抵抗×1、電池スナップ×1が必要になるので、トータルのパーツは17個でエフェクターが1つ完成します!プラモデルよりも簡単そうじゃないですか?
とてもシンプルな回路でなれてしまえば難なく作ることができますが、それゆえにパーツや定数のサウンドへの影響がとても大きく働きます。FuzzFaceは個体差があると言われるゆえんです。
簡単に理屈を言ってしまうと、アンプじゃ全然歪まないから、トランジスタでめちゃんこゲインを稼いで歪ましたろって感じの回路です。入力インピーダンスもギターの音をきれいに増幅してやろうっていうよりオーディオ前提の回路に突っ込んでみたらえらいことになっちゃったという感じですね。
ジミヘンサウンドを目指す時のポイント
究極のFuzzFaceを作るにあたり、基板上の全てのパーツをソケット化し、電流の向きを変更できるスイッチを設けてPNPもNPNもトランジスタ選択を可能にした実証機を使い回路選定を行ったことがあります。最終的にとても素晴らしいゲルマニウムFuzzFaceが作成できました。
ラグ板へのP to P配線だったので音質、見た目ともに満足の行く内容でした。ですがそれを量産できるかといったら答えはNOです。
一儲けできるくらいの内容のものができた自負はあるのですが、使えるパーツがやはり出回っていないモノになってしまう上に、トランジスタのマッチングはもう運としか思えないです。
ただ、ゲインを上げればいい、という感覚での話ならマッチングなんてしなくても歪んだFuzzの音はいくらでも出せます。でもそれではあのジミヘンサウンドは出ません。
ジミヘンサウンドの要はボリュームを絞った時のチャリンチャリンしたクリーンサウンドです。Woodstockでの名演、Villanova junctionで地味の特徴的なボリュームを絞った際のFuzzFaceサウンドが伺えます。
本当に手元のボリューム操作でクランチから激しい歪みまでコントロールできるのか?映像は見ていても実感はなかったのですが、アタリのFuzzFaceを生み出せた時に、あぁこういうことだったんだなぁとやっと理解できました。
そしてアタリのFuzzを知ることで、ジミモデルをうたったFuzzであるのにどうがんばってもジミの音が出ない理由も分かりました。
その理由については次回記載したいと思います。
【エフェクター自作】Fuzzfaceこそ自作する価値のあるエフェクター
エフェクター自作にハマった理由
筆者は自作エフェクター、モディファイを含め30台以上作ったりいじったりをしています。
元々ギターの配線やピクアップ交換はやっていたので、いつかはエフェクターを作りたいと思っていたところに、こんな本と出会ったのです。
ギターマガジン 誰でも作れるギターエフェクター (リットーミュージック・ムック)
- 作者: 本多博之
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2004/09/27
- メディア: ムック
- 購入: 1人 クリック: 20回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
この本の発売から14年以上経っているんですね。
元々ホンダサウンドワークスのF-Driveを所有していたので、本多さんの書いている本なら間違いないだろうと購入してみたんです。
どうしてもFuzzが作りたくて、この本を見てみたらなんとなくできそうな気がして作ってみたらなんとかできたところから自作エフェクターにのめり込みました。
パーツ購入がいちばんハードルが高かった
筆者は名古屋住みなので、電子パーツといえば大須に買いに行くのですが、電気の知識なんて無いし、購入の仕方なんて分からないし、少年でもないから親切にしてもらえそうにないしで、とにかくパーツ屋さんでパーツを購入することが一番ハードルが高かった気がします。当時からエフェクターパーツの通販はあったのですが、パーツ屋に比べると少し高かったんですよね。そのうちに大須での買い物にもなれて、ゲルマニウムトランジスタやゲルマニウムダイオードなどネットで購入すると高く付くようなパーツも入手するようになりました。
最初の失敗はコンデンサの極性
エフェクターを作ったが音が出ません、という悲痛な叫びを掲示板や知恵袋で見かけます。原因は様々ですが、大抵はうっかりミスです。私は初めて作ったのがFuzzでしたが、完成後に音が鳴りませんでした。何時間もかけて作って、音が出ない。ショックではありますが、諦めずに実体配線図と基盤を眺め回して一晩中悩んだ挙げ句に原因が見つかりました。電解コンデンサーが逆だったのです。今考えたら笑っちゃいますが、でもそこで問題に気づけて最後に音が出せたことが後の経験に繋がりました。
Fuzzなのにアンプやディストーションの音がする?
筆者がエフェクターを初めて作ってから10年以上経過し、お値打ちな中国エフェクターが出回っていて、しかも品質も悪くないときて、エフェクターを自作する価値があるのかどうか難しいなと思います。
ですが、FuzzFaceだけは自作する価値があるエフェクターだと思います。なぜなら本家のFuzzFaceでも他のメーカーのFuzzFace系のファズでもこれはスゴいぞ!というものはなかなか無いか、もしくは高価かのどちらかだからです。いわゆるアタリのFuzzを探さないといけないんです。
FuzzFaceに関してはジミヘンの音を目指してかなり研究をしました。かつてのホンダサウンドワークスで本田さんに「本当に良いファズはディストーションかアンプを鳴らしているかのような音がする」と聞いていてほんまかいなと思っていましたが、自作にハマって本当に良いFuzzが出来上がった時に、確信しました。
時間と知識と情熱は必要ですが、パーツ選びと定数選びを適切に行えば、同じ回路でできているとは思えないエフェクターを制作できます。
【ストラト使い必見】無料や格安の手段でストラトの音をグレードアップする方法【後編】
無料や格安の手段でストラトの音をグレードアップする方法とは?
ストラトのサウンドをグレードアップしたい!と思ったときに、まず思い浮かぶのはピックアップ交換ですが、ピックアップ交換を行って果たして目的の音になるのか?
前編に引き続き、ピックアップ交換で費用をかける前に見直しておきたいポイントについて記載していきます。
無料や格安の手段でストラトの音をグレードアップする方法の後編になります。
前編はこちらです↓
ピックアップ交換する前に!確認すべき3つのピ
・【ピ】ック
・【ピ】ッキング
・【ピ】ックアップの高さ
前編でご紹介したピックに続いて、2つ目のピッキングについて記載していきます。
ピッキングは達人から学べ!
ピッキングはエレキギターでは大切な要素で、方法により様々な表情が生まれます。
変化がわかりやすいのは、ピッキングする位置です。ピックアップのセレクターにより音質が変化していくのと同じで、ピッキングの位置により音質が変化します。
ジミヘンのウッドストックの映像などを見ていたときに感心したのは、左手のデカさにはビビリましたが、様々なポジションでピッキングを行って表情をつけていたことでした。時にはネック上をピッキングする事もあり、音色に様々な表情をつけています。
ピッキング位置による音の違いを把握するためには、クリーンな音で注意深く音の違いを確認しながら様々な位置でピッキングを行いましょう。
エッジであったり、プレイにまで影響するのはピッキングを行う利き手の動かし方です。脱力するとか、早く振り抜くとか基本的な動作が書かれているのは見かけますが、文章を読んで実践するのは難しいものがあります。文章からは正しいピッキングの動きが視覚的に確認ができないため、腕の運動と音の関係性がわからないからです。
今はYoutubeで様々なミュージシャンの映像を見ることができます。とてもありがたい時代になりました。ネット社会の恩恵はありがたく承りましょう。
ストラトマスターからピッキングを学ぶ
日本の誇るストラトマスターといえばトモ藤田先生です。Youtubeで一生懸命にレッスンしてくださる姿は素晴らしいものがあります。コメント欄に、なんてのおじさん、なんていうふざけたコメントがあっても、ジェントルなお返事をされている人間的にもとても素晴らしい方だと思います。
ピッキングのサウンド影響はとても大きいとは思いますが、目指すスタイルによって方法論が変わってくるのかと思いますのでまずは好みのミュージシャンから学ぶと良いと思います。高速カッティングでのピッキングについて、こちらの動画がとても参考になります。
なんての? ジャストファンキー高速3連の弾き方!/ TFGL#8
名手の演奏を映像付きで見られるなんて、大変ありがたいことです。
ギター練習よりも動画視聴にハマってしまうYoutubeですが、上手い人がどのようなピッキングを行っているのかを学ぶ良いツールです。
なにせストラトはピッキングにより音質が左右されますので、太い音が出るというふれこみのピックアップを選んだのに、交換したら今度は音が抜けなくなった!なんていうこともあります。太い音を出すための正解は、ネック側のピックアップで抜けるピッキングを身につけることだった!なんていうのは往々にしてあることです。ストラトのフロントで抜けるプレイができれば様々な表情を出すことが可能です。
ピックアップの高さ調整、間違っていませんか?
確認すべき3つの【ピ】の最後はピックアップの高さです。
筆者のセッティングは弦の振動に影響が出ない範囲で弦に近づける、遠すぎても近すぎてもダメ!というセオリー通りに自分が最も音が良いと思える設定にしていました。
それで好みの音質にならない場合はピックアップを交換していました。これが、誤りだったんです。
それに気づいたのは、こちらのトモ藤田先生の動画を見たからです。
なんての?1万円の安いギターでも、最高のトーンセットアップができる!/ TFGD#3
先生の解説するセッティング方に習い、ピックアップの高さ調整を行ったところ、音が激変しました。正確には音のバランスと、5、6弦の響きです。
これまでのセッティングでも低音弦側は結構距離を離しているつもりだったのですが、こちらの動画をみて、もしや低音弦の濁りは高さがあっていないのか?とセッティングを見直したところ、濁りが解消され、バランスも良くなり、ピックアップ交換の必要性を全く感じなくなりました。所有のエレキ2本ともに効果が見られました。筆者のセッティングは低音側の高さを上げすぎていたようです。
最終的には自分の耳を信じて調整する!が正解だったのに、理論から入ってしまったために固定概念が生まれてしまったんですね。
それぞれのギター、それぞれのピックアップに適したセッティングができていないとピックアップを交換してもポテンシャルを発揮できない。ということに気が付きました。
だからギターは面白い
機材ではなく身近なところから見直してみると重大なことを見落としていたことに気づくことがあります。
とはいえ、機材にこだわることもギターの楽しみです。エフェクターのオペアンプ交換なんてドキドキしますしね。
ですが、時には自分の耳を頼りに感性を磨いていくことも大切です。
トモ先生の動画にはいろいろと学ぶことができまして、大変感謝です。
ソロ・ギターでうまくなる! 基礎力向上のための独奏エチュード (模範演奏CD付) (リットーミュージック・ムック)
- 作者: トモ藤田
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【ストラト使い必見】無料や格安の手段でストラトの音をグレードアップする方法【前編】
ストラト使いの悩みは尽きないのか?
ストラト使いの皆様。日々良い音を出すための鍛錬お疲れ様です!個人的な決めつけですが、ストラト使いは良い音を出すための欲望半端ないと思います。
ジミヘンは弦高が1インチもあったんだってと聞けばアホみたいに弦高を上げ、レイボーンは極太の弦を使っていたから音がぶっといんだってと聞けばヘビーゲージにしてみたり、あの太い音の秘密はチューブスクリーマーだと聞けばTS9ゲットしてみたり。
えぇ、すべて私の事ですとも。
今となっては軟弱になってしまって弦高低め、レギュラーゲージ、エフェクターにこだわりはなしになってしまいましたが。
エレキギターのグレードアップといえば、音の入口となるピックアップ交換を真っ先に思い浮かべますが、ピックアップ交換をする前に見直しておきたいことがあります。
ピックアップ交換で理想の音が手に入るのか?
情報が手に入りやすくなり、インターネットのおかげで個人輸入もしやすくなったこの頃。ピックアップ交換のハードルは下がりましたが、ちょっと待ってください。あなたのその願い、ピックアップ交換で叶えられるのでしょうか?
筆者はギター改造、エフェクター自作、ギター製作とオタク街道まっしぐらでしたので、音質改良といえばまっさきにピックアップ交換!いつもピックアップのことばかり考えていました。キモチワル。
オーディオでこだわるべきは、音の入口と出口だ!とよく言われていますが、ギターもそれは当てはまると思います。
ですが、ピックアップはあくまで音の入り口であって、ピックアップから音が発生するわけではないのです。ギターの音はどこから出ているのか?を考えてみると、あることを見落としていることに気が付きます。
ピックアップ交換する前に!確認すべき3つのピ
・【ピ】ック
・【ピ】ッキング
・【ピ】ックアップの高さ
どちらも大きく取り上げられることの無いものですが、実はサウンドに大きな影響を与えているかもしれないんです。なぜなら、どれも弦の振動がピックアップに入る前の過程に影響しているからです。
1つ目のピは、ピック!
自分にピッタリのピックが見つかる本。このクソマニアック(失礼)な本をなぜ筆者は購入したのか。答えはおまけです。
愛用しているINFINIXのピックを含め、なんと10枚のお試しピックがついて1,728円!これはお買い得!ということでゲットしました。
自分にぴったりのピックが見つかる本 (形、厚さ、素材が違う、お試し10枚付き) (ギター・マガジン)
- 作者: ギター・マガジン編集部
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2017/10/12
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ギタリストが活字で踊っていた時期があると思うんです。今って批判的な意見も入ってくるじゃないですか。レビューとかSNSとか。ネットでの情報収集がすごく便利だなっていうのは、良い情報にも悪い情報にもフェアに踊らされるんですよね。
一昔前のフルトーンが出てきた時の広告のライティングはすごかったですからね。【だからフルトーンは脳髄にしみる】ですから。しみましたよ、そして買いましたよ。
話がそれました。
何が言いたいかっていうと、ギタリストは往々にして活字や楽器屋の情報で踊っちゃうから、そこで固定概念というか偏見を持ってしまうと、せっかくのチャンスを見逃しちゃうこともあるんです。
安くて100円程度のピックで音変わるの?と思う方もいると思います。値段は素材にもよるので高いから良いわけでもなく、素材で音は変わります。ピックの先端形状で弾きやすさも変わりますし、弾きやすさは音質に直結しますから。
自分にピッタリのピックが見つかる本、は固定概念を捨てるための良著です。アマゾンのレビューも素晴らしいです。同じ気持ちです。
いろいろなピックを試したいならこの本を買ってしまうのが一番なのですが、おすすめは滑りにくい加工がされていて安定したピッキングができる、MASTER8JAPANのピックです。こちらを各デザイン、各厚みで数枚揃えてみるとよいです。INFINIXシリーズが特におすすめです。〇〇のジャンルにはこのピック、とかそういう固定概念は捨てましょう。
つづきは後編で解説したいと思います。 hiro62st.hateblo.jp
【エフェクター改造】VOX V845 改造ベースとして最適なワウ!
VOX V845は軽量で使い勝手が良い!
あのVOXブランドのワウなのにアマゾンでU-5000円で購入できてしまう、VOXのV845。アマゾンのレビューを見ていると、良い意見と不調要因のマイナス意見が相殺しあっているのか普通の評価となっています。
筆者としては、安い、軽い、オールブラックがカッコいいであまり期待せず試奏もせずに島村楽器のセールで購入したのですが、大当たりでした。
特筆すべきは軽さで、電池なしで900グラムと1キロ切りを果たしています。定番機のV847は1.3キロですから、V845は69.2%軽量ということになります。パーセントでは伝わりづらいので言葉で表現すると「軽ッ」です。
中古でなんと1,500円程度で購入したクライベイビーに赤Faselが載っていて、クライベイビー音いいね!と感心していたのですが、V845は軽さに惚れ込んでしまいました。俺のベイビーを泣かせやがって!
VOX V845のサウンドは?
クライベイビーは接続時の音痩せが気になり、トゥルーバイパス仕様にしたりコンデンサーを変更したり手を加えてやっぱりワウはトゥルーバイパスだな!と思っていました。
値段が値段だけにV845の音痩せはさぞ酷いのかな?と思いつつ、いざ音を出してみて音痩せが気にならないのには素直に驚きました。回路的にはV847のバッファーを外した回路とのことで、使い方によっては都合が良いかもしれません。後段にFUZZを接続する際にはバッファ有る無しでサウンドが変化しますから。
エフェクトのかかりもクライベイビーと比べて低音がブーミーになりすぎず、価格を考えると上質なサウンドと思います。
なぜV845を改造することになったのか?
軽さも気に入っていて、音も初期状態で気に入っていたんです。筆者にエフェクター自作やモディファイの知識がなければこのまま使っていたことでしょう。
あまりにも使いやすいので、ワウとしての基本性能と意外性を高めたくなったのです。安物なのに中身はビンテージライク。
アマゾンのレビューでもV845は改造ベースにおすすめの記載がある通り、軽量最強ワウを作成するには最適です。
ただし、基盤は表面実装タイプですのでもともとの基盤のパーツを変更するといったモディファイには向かず、基盤全取っ替えの改造が基本になります。
モディファイパーツ探しはギャレットオーディオへ!
ネットで情報を探して物色していると、ギャレットオーディオさんのワウパーツが良いらしいとのことで購入いたしました。
サイドメニューエフェクター部品→Wah Partsからワウにワウの改造パーツが並んでおります。
私が選んだのは、
・67B Super D Potentiometer ¥1,200
・PCボードセット ¥6,650
です。PCボードセットはインダクターにMonomonster Haloを使用しており、パーツもビンテージパーツを使用していながらお値打ちでしたのでパーツセットを購入しました。
ポテンショメーターはHaloコンダクターと相性が良いとなっていたのとお値打ちだったからです。ギャレットさんは値付けが親切で好感が持てます。
改造後どうなったのか?
やはりワウにはトロピカルフィッシュですよ。見た目は音に関係ありませんが気分は最高です。
随分前のことですがフルトーンからワウの改造パーツが販売されるようになって、インダクターやらポテンショメーターやらトゥルーバイパス用の6PDTスイッチやら購入して、V847にずいぶん改造費をかけたんですが、結果は思っていた内容と違いました。
ワウの肝はフィルタを形成しているインダクターと変化のカーブを決めるポテンショメーターなので、相性が出てしまうんですよね。
ギャレットさんで購入した組み合わせはホームページに記載があるとおり相性が良かったのだと思います。改造費用としてのコスパは優秀でした。
音は改造前に比べ上品なかかり方になりました。歪みに合わせてもブーミーになりすぎず、細くなりすぎず丁度よいところをいっていると思います。
改造費が本体代を越しましたが満足のいく内容になりました。
V845改造のメリット・デメリットは?
好みのサウンドに仕上げられるため改造はとても楽しいのですが、V845の基盤を替えることによる改造のデメリットがあります。
アダプタージャックが基盤に実装されているタイプなので基盤交換を行うとアダプターが使用できなくなり、アダプタージャックの取り付けには本体の加工が必要になります。
当然電池での使用はできますし、ワウは消費電力が少ないので大きな問題ではないかもしれません。
改造することのメリットは、軽くて音もお気に入りのワウが手に入るところです。一時小型ワウが流行りましたが、小さくて踏みにくいなぁとなる前に、改造前提でもそうでなくとも試してみる価値はあると思います。
V845の購入はアマゾンがお値打ちなのでおすすめです!
【ギター練習】amPlugとエフェクターを接続してみる!
エフェクターとamPlugは接続可能なのか?
先日レビューをしたVox amPlugですが、ギターに直接挿せるのが売りなので、エフェクターとの併用についてはあまり言及されていません。
レビューにも記載したのですが、「Clean」はすごく良い音なのですが、もう少しゲインが欲しいところなんです。あまり歪まないのが売りなんでしょうけども。
そこで、相性が良さそうなSweet Baby Overdriveを接続してみることにしました。
Sweet Baby Overdriveのレビューはこちら。
amPlugはエフェクターとの接続も可能
ギターのアウトプットジャックも、エフェクターのアウトプットジャックも大きさは同じですので、amPlugをエフェクターに挿すことが可能です。
接続は、ギター→シールド→エフェクター→amPlug→ヘッドフォンの順になります。
音はどうなのか?
アナログ回路のamPlugだけあって、ブーストしてゲインをプッシュするような使い方も問題なく可能です。
Sweet Baby Overdriveはローゲインタイプのオーバードライブなので、足りない歪みを足してあげたり、クリーンを感じる歪みに挑戦してみるのはうってつけです。
もともとamPlugはボリューム追従が良いですので、同じく追従性が良いSweet Baby Overdriveは相性が良いです。「Clean」をブティックODモードに設定し、Sweet Baby Overdriveを軽く歪ませた設定にすると、歪みが深くなりすぎずサスティンを稼ぐことができます。
エフェクターを併用するメリット・デメリット
amPlugとエフェクターを併用するメリットは、
・セッティングの幅が広がる
・実機同様あまり歪まないアンプ設定でも歪ませることができる
・コントロールが手元で可能となり引きやすさが向上
・ギターによってはamPlugが邪魔にならなくなる
amPlugとエフェクターを併用するデメリットは、
・コンパクトでなくなる
・amPlugのみで完結しないため手軽ではなくなる
まずは手持ちのエフェクターと接続してみよう
エフェクターの使い方を勉強する上で、歪み系のエフェクターはセッティングによる音色の変化を学ぶ必要があります。ギターのゲインをどこまで上げるのか、エフェクターでどれだけレベルを上げるのか、エフェクターで歪ませるのかなど、セッティング次第で音色が変わりますので、amPlugでセッティングの勉強をするのは上達につながると思います。
VOX ヴォックス ヘッドホン・ギター・アンプ アンプラグ2 amPlug 2 AC30
- 出版社/メーカー: VOX
- 発売日: 2014/09/27
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
【U-5,000エフェクター】JOYO Sweet Baby Over Driveレビュー
格安中華エフェクターの定番機!
マッド・プロフェッサーの人気機種、Sweet Honey Overdriveのコピー品と言われている本機。お値段もかなりお値打ちな上、ギター・マガジンの歪みモノ特集で取り上げられたり、何かと話題の逸品でございます。
Sweet Baby Overdriveのレビュー動画をチェック!!
英語になりますが、良いレビューがYoutubeにありました。
Joyo Sweet Baby Overdrive Pedal Demo
前半ES-335、後半テレキャスで鳴らしてくれているのですが、どちらも良い音。アンプが良いんでしょうね。この動画で気になるのはテレキャスがしれっとシングルサイズハムの2ハム使用なんです。ブレードタイプでこれはジョーバーデンなのか??いい音なんだけど参考になるのやら、ならないのやら? しかしいい音だしお上手ですね。レフティ羨ましいよレフティ。
Sween Baby Overdriveレビュー
Drive MAX設定ではさほど歪は深くありません。OD-1Xなど最近のOverDriveってかなり深めに歪みがかかるのですが、このSweet Baby Overdriveは最大でもクランチ程度の歪です。
通常歪み系に搭載されるフィルターはかかりが良いモノが多いのですが、こちらに搭載されているFocusについてはすこし趣が異なるようです。本家のSHODと同じならばこのような機能のようです。
FOCUSは、ペダルの全体的なEQのダイナミクスを設定する機能です。FOCUSノブを中央から反時計回りに回したとき、非常にソフトなトーンになり、ジャズやブルースに最適なサウンドになります。FOCUSノブを中央から時計回りに回したとき、トレブルがブーストされると同時にごく弱いディストーションサウンドを得ることができます。
アンプ設定によりますが、Focus全開では耳につく感じはします。ですがアンプがあまりヌケないタイプの場合こういったトレブル強調が活きてくることがあるので条件次第で活きてくるのかと思います。Focusの設定位置はあまりこだわらずに、基本はアンプで音作りを行い、Focusの位置はこれでOKと思った位置で止めてやればよいのかと思います。
Sweet Baby Overdriveは買いなのか?
音質面での費用対効果は高いと思います。本家は所有したことはありませんが、サイトレビューやギタマガの表現を見ている限り驚異的な複製度のようです。お値段に関してはU-5,000円で購入できるので驚異的なプライシングと言えます。
お値打ちさから初心者の1台として勧められるかどうかですが、それは難しいです。コード弾き主体の方にはうまくマッチしそうですがDriveの設定幅が狭いので、ジャズコ対策としてのエフェクターにするには歪が浅いのかなと。初心者の方でずっと使えるものとなると、安心のBOSS OD-1Xをオススメします。OD-1Xは歪みもEQも設定幅が広いです。
Sweet Baby OverdriveはOD-Xの次に買うエフェクターとして断然アリです。