【ストラト使い必見】無料や格安の手段でストラトの音をグレードアップする方法【後編】
無料や格安の手段でストラトの音をグレードアップする方法とは?
ストラトのサウンドをグレードアップしたい!と思ったときに、まず思い浮かぶのはピックアップ交換ですが、ピックアップ交換を行って果たして目的の音になるのか?
前編に引き続き、ピックアップ交換で費用をかける前に見直しておきたいポイントについて記載していきます。
無料や格安の手段でストラトの音をグレードアップする方法の後編になります。
前編はこちらです↓
ピックアップ交換する前に!確認すべき3つのピ
・【ピ】ック
・【ピ】ッキング
・【ピ】ックアップの高さ
前編でご紹介したピックに続いて、2つ目のピッキングについて記載していきます。
ピッキングは達人から学べ!
ピッキングはエレキギターでは大切な要素で、方法により様々な表情が生まれます。
変化がわかりやすいのは、ピッキングする位置です。ピックアップのセレクターにより音質が変化していくのと同じで、ピッキングの位置により音質が変化します。
ジミヘンのウッドストックの映像などを見ていたときに感心したのは、左手のデカさにはビビリましたが、様々なポジションでピッキングを行って表情をつけていたことでした。時にはネック上をピッキングする事もあり、音色に様々な表情をつけています。
ピッキング位置による音の違いを把握するためには、クリーンな音で注意深く音の違いを確認しながら様々な位置でピッキングを行いましょう。
エッジであったり、プレイにまで影響するのはピッキングを行う利き手の動かし方です。脱力するとか、早く振り抜くとか基本的な動作が書かれているのは見かけますが、文章を読んで実践するのは難しいものがあります。文章からは正しいピッキングの動きが視覚的に確認ができないため、腕の運動と音の関係性がわからないからです。
今はYoutubeで様々なミュージシャンの映像を見ることができます。とてもありがたい時代になりました。ネット社会の恩恵はありがたく承りましょう。
ストラトマスターからピッキングを学ぶ
日本の誇るストラトマスターといえばトモ藤田先生です。Youtubeで一生懸命にレッスンしてくださる姿は素晴らしいものがあります。コメント欄に、なんてのおじさん、なんていうふざけたコメントがあっても、ジェントルなお返事をされている人間的にもとても素晴らしい方だと思います。
ピッキングのサウンド影響はとても大きいとは思いますが、目指すスタイルによって方法論が変わってくるのかと思いますのでまずは好みのミュージシャンから学ぶと良いと思います。高速カッティングでのピッキングについて、こちらの動画がとても参考になります。
なんての? ジャストファンキー高速3連の弾き方!/ TFGL#8
名手の演奏を映像付きで見られるなんて、大変ありがたいことです。
ギター練習よりも動画視聴にハマってしまうYoutubeですが、上手い人がどのようなピッキングを行っているのかを学ぶ良いツールです。
なにせストラトはピッキングにより音質が左右されますので、太い音が出るというふれこみのピックアップを選んだのに、交換したら今度は音が抜けなくなった!なんていうこともあります。太い音を出すための正解は、ネック側のピックアップで抜けるピッキングを身につけることだった!なんていうのは往々にしてあることです。ストラトのフロントで抜けるプレイができれば様々な表情を出すことが可能です。
ピックアップの高さ調整、間違っていませんか?
確認すべき3つの【ピ】の最後はピックアップの高さです。
筆者のセッティングは弦の振動に影響が出ない範囲で弦に近づける、遠すぎても近すぎてもダメ!というセオリー通りに自分が最も音が良いと思える設定にしていました。
それで好みの音質にならない場合はピックアップを交換していました。これが、誤りだったんです。
それに気づいたのは、こちらのトモ藤田先生の動画を見たからです。
なんての?1万円の安いギターでも、最高のトーンセットアップができる!/ TFGD#3
先生の解説するセッティング方に習い、ピックアップの高さ調整を行ったところ、音が激変しました。正確には音のバランスと、5、6弦の響きです。
これまでのセッティングでも低音弦側は結構距離を離しているつもりだったのですが、こちらの動画をみて、もしや低音弦の濁りは高さがあっていないのか?とセッティングを見直したところ、濁りが解消され、バランスも良くなり、ピックアップ交換の必要性を全く感じなくなりました。所有のエレキ2本ともに効果が見られました。筆者のセッティングは低音側の高さを上げすぎていたようです。
最終的には自分の耳を信じて調整する!が正解だったのに、理論から入ってしまったために固定概念が生まれてしまったんですね。
それぞれのギター、それぞれのピックアップに適したセッティングができていないとピックアップを交換してもポテンシャルを発揮できない。ということに気が付きました。
だからギターは面白い
機材ではなく身近なところから見直してみると重大なことを見落としていたことに気づくことがあります。
とはいえ、機材にこだわることもギターの楽しみです。エフェクターのオペアンプ交換なんてドキドキしますしね。
ですが、時には自分の耳を頼りに感性を磨いていくことも大切です。
トモ先生の動画にはいろいろと学ぶことができまして、大変感謝です。
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