【無料TAB譜】Tux Guitarの使い方
Tux GuitarならメジャーなTAB譜形式に対応
先日紹介した無料でTAB譜を入手する方法に続き、Tux Guitarの使用方法をご紹介したいと思います。
Tux Guitarの紹介記事はこちら。
まずは、ダウンロードしましょう。
Tux Guitarで検索するといくつかダウンロードサイトが表示されていますがバージョンが古かったりWindows用でなかったりしますので入手の際は注意が必要です。Windowsをお使いの方はこちらのリンクからTux Guitarのダウンロードページへ行きましょう。
リンク先に緑色のダウンロードボタンがありますのでそちらクリック。
ダウンロード後インストールを行います。
Tux Guitarのインストール後に行うべき設定とは?
初期設定ではTab譜のフレット数が見づらく、設定を変更することで簡単に見やすくすることができます。フォントの設定はツール→環境設定から開きます。
フォント設定の音符をクリックし、サイズを変更します。 私の環境ではサイズを7→9でちょうど良い感じになりました。サイズを上げすぎるとうまく表示されなくなってしまうので注意してください。フォントを変更したい方は任意でフォントを選択して下さい。
フォントサイズ変更でどう変わるか?
フォントサイズ変更前の画面はこちらになります。
フォントサイズ変更後の画面はこちらになります。
デフォルトのフォントサイズ7→9へ変更するとこのようにずいぶん見やすくなりました。
初期設定ではTab譜がやや見づらいTux Guitarですが簡単な設定変更で対応できますので導入後はぜひともお試しください。
Tux Guitarのおすすめ機能
タブ譜の機能はもちろんですが、該当するフレットをフレットボード表示してくれる機能もあります。
表示→フレットボードをチェック
押さえるべきフレットを視覚的に表示する機能で、Tab譜に慣れていない方には理解しやすいかと思います。スケール表からスケールを選択すると音名を表示してくれるので理論の勉強にも役立ちます。
これが無料でいいのかと思えるくらい機能が充実しており、大変便利です。PC持ちギタリストなら持っておいて損はないかと思います。
Tux Guitarより高機能なソフトが必要と思ったら
Tux Guitarは十分な機能を有していると思いますが、フリーソフトだけに不完全に思える部分もあります。Guitar Proはやや高価ではありますがそれに見合う機能はあると思います。
こちらのサイトで使用版をダウンロード可能ですので、無料でお試ししてみても良いかもしれません。
Arobas Music ギタリストのためのタブ譜・スコア編集ソフト Guitar Pro 7 ARGP70H111
- 出版社/メーカー: アロバスミュージック
- 発売日: 2017/07/14
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
【ギター練習】無料でTAB譜を入手する方法!
ギター用の楽譜といえばTAB譜!
ギターや弦楽器用の譜面としておなじみのTAB譜。5線譜が読めなくても大丈夫!なギタリストの強い味方!メジャーなアーティストものであれば楽器屋であったり大手の書店で販売されています。ギターマガジンに弾きたい曲のTAB譜が掲載されていれば保管しておいたり、楽器屋さんに行っては探し回ったりしたものです。聞いている曲がちょっとマニアックな路線になってきたり、ジミヘンのウッドストックのインプロような癖が強いギタープレイになってくるとTAB譜が見つからないんですよ。これが。
Tab探しの定番「Ultimate-guitar」
例えばジミヘンのウッドストックインプロバイゼーションをコピーしたい!となった場合、Tab譜は書籍ではまず見つかりません。ですが、ネットには親切な方が採譜してTab譜を作成してくれており、専用ソフトで開く形式でダウンロードが可能なんです。
ほとんどが洋楽になりますが、とにかく大量のTABが保管されているTAB探しの定番サイトがこちらです。
https://www.ultimate-guitar.com/
他にもいろいろなサイトがあるのですが、グーグル先生に「曲名+TAB」にて検索してみてください。サイトで閲覧やダウンロードできるTab譜の形式は3つほどあります。
インターネットの復旧がもたらしたもの
どうしてもTAB譜が見つからない楽曲があって、でも音感と腕がないから耳コピもできない。思い返せばインターネット聡明期。初めて見たときは海外ってすごい人たちがいるんだなぁと震撼致しました。同時にインターネットの価値も高まっていった頃です。
それがこれ、
なんとテキストでTAB譜が表現されているのです!記号にはちゃんと意味があって、/はスライド、hはハンマリングなどリズム表現はないものの、リズムはとりあえず耳でも何とかできますから、これはこれで大変素晴らしいものでした。今でも知恵袋でちょっとしたリフをこのような表記で教えてくれる優しい方がみえますね。若いときにお世話になったこのTAB譜。大変失礼ながら正式名称を知らなかったので調べてみました。
ASCII tabって言うんですね。アスキーアートのTAB版ですね。表現のお作法もこちらのWikiに掲載されていました、英語ですがギタリストなら問題ないんじゃないかと。アスキーTabはソフトウェアは不要でとにかく手軽です。
無料TABエディター現る!
インターネットの普及が進むと様々なフリーソフトが出始めてきて、ついにTAB譜の作成・閲覧が行えるフリーソフトウェアが登場します。アスキーTABが満ち溢れていた世界に新風が巻き起こりました。そのソフトの名は、Power Tab Editor。サイトを見るとコピーライトが2005~ですね。WindowsはXPの頃です。拡張子が.ptbでTAB譜のサイトにはPower Tabと掲載されている形式のファイルはこのソフトで開けます。こちらがダウンロードリンクです。
Power Tab .net - Download Center
こちらのソフトが登場して驚いたのが、midiでプレイを再現してくれるんです。しかもテンポも変えられる。ジミヘンのウッドストックのインプロをTAB譜にしてくださっている方がいて、よく採譜したなあと感心するとともにもの凄い譜割りに驚愕しました。
Guitar Proの登場
Power Tab Editorスゲー!と思っていた矢先、Tab譜のサイトでもう一つ見かける形式がありました。それは、Guitar Proのファイル形式でした。こちら有償のソフトだけあって機能が充実しており、まさにギター練習用のソフトの様相です。例えばギター以外のピアノやドラムのトラック作成もできますし、フレットボード表示機能など至れり尽くせりの機能を有しています。特筆なのがギタートラック再生音のリアルさで、midiとは一線を画しています。現行バージョンはGuitar Pro7でお値段はダウンロード版で9800円(税抜)お小遣いギタリーマンにはちょっと厳しめ。拡張子は.gpや.gp5など。TabサイトにはproやGuitar proなどで表記されています。
Arobas Music ギタリストのためのタブ譜・スコア編集ソフト Guitar Pro 7 ARGP70H111
- 出版社/メーカー: アロバスミュージック
- 発売日: 2017/07/14
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
無料TabソフトならTux Guitar!
高機能なGuitar Pro形式なのですが、オープンできるのはGuitar Proが前提であり、前述のPower Tab Editorでインポートができません。ですが世の中立派な方がみえるもので、オープンソースで開発されているTabエディタソフトがGuitar Pro形式に対応しているんです。それがこちらのソフトになります。
このTux Guitarは、無料ながら上記のTabソフト形式どちらも開けてしまう超便利ソフトウェアです。
今回はネットでのTab譜の普及について記載しましたが、次回はTux Guitarの設定などを中心に記載したいと思います。
【ギター練習用機材】VOX amPlug 「Clean」レビュー
前回のamPlug「Classic Rock」のレビューに続き、今回は「Clean」のレビューです。
hiro62st.hateblo.jp
VOX amPlug「Clean」を選んだ理由
購入時に「Blues」もリリースされていて、どちらを購入するのか迷った挙げ句、「Clean」に搭載されているモードにBoutiqure ODがあり、これはもしやSRV的なアレではないかと推測。それが決め手となり「Clean」の購入に至りました。
方向性としては完全なクリーン~軽いクランチまでが守備範囲です。
VOX amPlug 「Cleam」の音色セットは?
Cleanのモードは
Pure Clean / Twin Clean / Boutique OD
となっております。
・ピュアクリーンモード
アンプというよりきちんとしたDI通して得られるLINE音といった趣で、まさにピュアクリーンです。ストラト使用時ですが、ゲイン全開にしても歪みません。これはこれでストイックな練習に良いかもしれません。
・ツインクリーンモード
見た目通りのフェンダー系クリーンサウンドです。こちらのモードもストラトではほぼ歪みません。名称通りTwin Reverbを目指したモードです。内蔵のコーラスを使用することでかなりそれっぽい感じになります。
・ブティックODモード
注目のブティックODモードですが、歪んでいるのにクリーン感というブティックアンプを感じさせるモードです。
VOX amPlug 「Clean」に内蔵されているエフェクトは?
amPlug「Clean」に搭載されているエフェクトは、コーラス、ディレイ、リバーブで、それぞれ3種類のかかり方が用意されており、3×3=9通りのパターンのエフェクトを楽しめます。
個人的にクリーントーンでの練習に欠かせないリバーブです。リバーブがあるかないかでやる気が相当変わります。それこそ名手の方はリバーブなしでも聞かせるプレイをできるのでしょうか、普通の人はリバーブを使用したほうが無理せず楽しく練習できて良いと思います。
リバーブ搭載の練習用アンプはある程度の価格帯からとなりますので、amPlug2シリーズのエフェクト搭載のアドバンテージは高いと思います。
VOX amPlug 「Clean」のサウンドは?
VOX amPlugシリーズはSOUNDCLOUDでデモサウンドを聞くことができます。
弾き手さんの腕前がスゴいんですが、音もまさにSRV!「Blues」のデモを聞いているより自分の中の「Blues」を感じてしまい、「Clean」の購入に至りました。
歪みも強くかからないのでピッキングを強化したい練習に向いていると思います。
こんなギター練習をしたい方におすすめ!
・クリーントーンでカッティングの練習をしたい方
・ピッキング強弱でのニュアンスの出し方を練習したい方
普段はPCベースでBIAS FXとプレーヤーアプリやYoutubeを流しながら練習をするのですが、すべての負荷がPCにかかるため私のマシンではレイテンシー最速設定では音飛び発生するんですよね。amPlugであればアナログ回路のためレイテンシーゼロ、PCにかかる負荷も少ないため安定した練習環境を構築できます。久しぶりに引っ張り出してみましたがなかなか良いかもしれません。
VOX ヴォックス ヘッドホン・ギター・アンプ アンプラグ2 amPlug 2 AC30
- 出版社/メーカー: VOX
- 発売日: 2014/09/27
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
【ギター練習用機材】VOX amPlug 「Classic Rock」レビュー
VOX amPlugシリーズとは?
スタイリッシュでお手頃価格。なのに本格サウンドとしてヘッドフォンアンプ業界の新風をなったVOX amPlugシリーズ。エフェクトが搭載された第2世代が登場し徐々に機種も増えていき、今では7種類のラインナップとなっています。
モデリング全盛期においてアナログ回路にこだわりつつ、アンプタイプもこだわりのラインナップと、開発者の方の努力が熱いラインナップを支えているのでしょう。
VOX amPlug 「Classic Rock」について
Classic Rockはオールドマーシャル風のサウンドをベースに、ミッドブーストを効かせたモードもあり、なかなか多彩な音色を楽しめます。
Classic Rockのモードは、
Mid boost off / Mid boost 1 (Lo) / Mid boost 2 (Hi)
となっており、電源LEDの色が緑→オレンジ→赤とチャンネルごとに変化していきます。
音はというと緑モードはマーシャルのしゃりしゃり感+ミッドレンジが良く表現されており、なかなかよくできています。モードがオレンジ→赤の順にミッドブーストがかかり歪みの深さも増していきます。ただミッドブーストモードは再生環境によってはローミッドがボワついて感じるかもしれません。Mid boost offのクランチはなかなかよくできており、ギターのボリューム追従性もよくできております。緑モードはブースターとも相性がよさそうです。
VOX amPlug 「Classic Rock」の搭載エフェクト
エフェクトもコーラス、ディレイ、リバーブのどれかを使用可能で、それぞれに3種類の掛かり方が選択できるため、合計9バリエーションの効果が楽しめます。
最初期のアンプラグはエフェクトがなかったために、自分の腕前のなさに悲しくなったものですが、第2世代のアンプラグは一人練習がより楽しめる仕様になっています。
VOX amPlugのサウンドは?
すべてのモデルを紹介している動画です。音の良し悪しよりも腕前の方に耳がいってしまい音の参考よりプレイの参考になってしまっています。私はストラト使用なのでClassic Rockのグリーンチャンネルでここまで歪まないです。ハムだと良い音をしているのでストラト使用の場合はエフェクター併用が幸せになれるのかもです。良質なFUZZを自作してつないでみたいものです。
VOX AMPLUG 2: ALL MODELS COMPARED (Clean, AC30, Blues, Classic Rock, Lead, Metal)
こんなギター練習をしたい方におすすめ!
・ジミヘンごっこがしたい方
・オールドマーシャル風のサウンドで古めのロックを練習したい方
VOX ヴォックス ヘッドホン・ギター・アンプ アンプラグ2 amPlug 2 AC30
- 出版社/メーカー: VOX
- 発売日: 2014/09/27
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
【ギター練習用機材】VOX amPlugをPCスピーカーに接続すると!?
ギター練習に最適なVOX amPlugとは?
ギタリストの皆さんなら、練習のお供にもちろんamPlug持ってますよね!えぇ!私も持ってます!3つもね!
そんなギタリストあるあるから始まりましたが、ギタリストってこういうガシェットに弱いんですよね!エフェクターやら練習用アンプやら、ソフトウェアがいいのかやっぱり真空管だなだとか。
いろいろな方向性に進化してきたギター用機材に関して言えば、一昔前と大きく異なってきているのが練習用機材じゃないでしょうか。
ヘッドフォンでも迫力のアンプサウンドを楽しめて、AUXインもありポータブルプレーヤーとミックスでき、完全に一人の世界に浸れる!この売り文句に勝てないギタリストはいないと思います(たぶん)
所有しているVOX amPlugリシーズについて
ご他聞にもれず私は第2世代のamPlug「Classic Rock」と「Clean」、なんとこのサイズでオーディオインターフェースになってしまう「amPlug I/O」にを所有しております。購入後数日は興奮状態が続き、夜に使ってみるんですよね。で、やっぱり欲が出ちゃって、THR5使いだしたり、ヘッドフォン使用ならGuitar Rigなり、Amplitubeなりソフトウェア環境に戻っちゃうんですよね。でもamPlugは見た目もかっこいいし、費用対効果を考えたらものすごく優秀なんですよ。
VOX amPlugをPCスピーカーに接続してみた!
アンプラグ様は、イヤフォン・ヘッドフォンでの使用が前提ですが、スピーカー通してみたらどうなんだろうと思いまして。とあるきっかけでPCスピーカーを入手したので試してみました。
こちらよく家電屋さんのPC周辺機器売場でよく見るタイプのあの木製を謳っているPCスピーカーです。VOX amPlugはヘッドフォンアウトが前提なのでこういったPCスピーカーやアクティブスピーカーとは全く問題なく接続できます。この組合わせ、なんとフルアナログ!
このスピーカーは入力が豊富で、マイクインの特性云々とか気にしなかったら4チャンネル入力できます。
アンプラグ側にAUXインがあるのでそちらを使えば入力1チャンネルでポータブルプレーヤーなどとミックスできます。ですが、アンプラグに2本もケーブルを挿すとなんか重ったるいというかダサいというかアンプラグの良さをスポイルしている気持ちになります。
スピーカーからのケーブルをスマホやポータブルプレーヤーやPCへ接続し、アンプラグのフォンアウトからスピーカー前面のLINEに接続すれば、アンプラグの手軽さを損なわずミックス接続できてしまいます。ミックスする音楽はスピーカーのつまみで音量を決め、ギター側の音量はアンプラグ側で調整すればとても簡単に練習環境の出来上がりです。しかも、スピーカーのヘッドフォンアウトにヘッドフォンを接続すれば一瞬でヘッドフォン環境に!この環境、本格的に構築すると「ミキサー」が必要になるため、アンプラグ+PCスピーカーで練習環境が整ってしまうのはものすごいことです。
VOX amPlugをPCスピーカーで鳴らしたサウンドは?
気になるサウンドの方は、じゅうぶんに「アリ」です。ヘッドフォンの煩わしさもなくのびのび練習できます。さらにヘッドフォン使用であまり感じることのできなかった音の広がりを感じます。マルチやPCでアンプシミュを使わずともアンプを鳴らしている感覚を味わえます。amPlug「Classic Rock」使用時は高音のしゃりつく感じが若干チープ感を演出してしまいますが、トーンを抑え目にしボリュームを稼ぐことでミドル寄りのクランチサウンドが気持ちよく鳴らせました。
この組み合わせで特筆なのがamPlug「Clean」のブティックアンプモードです。CleanはClassic Rockよりも後発になるためかキャビネットのテイストが増しており、ロー~ローミッドにハリがありがアンプ感をもたらしています。ですが、クリーン主体の「Clean」ではゲインの不足が否めず、気分が盛り上がった際にブースターかTS系オーバードライブを併用したくなります。出音からするとTS系オーバードライブと相性がいいのは「Classic Rock」の方かもしれません。
ギターアンプで音楽を鳴らすのか、PCスピーカーでギターを流すのか
練習用ギターアンプを使用して音楽を流す方法もありますが、ギターアンプスピーカーの特性上どうしてもフラットな特性ではありません。YAMAHA THRシリーズやLINE6 AMPLIFiなど音楽をきれいに流すことを意識した練習用アンプもありますが、アンプラグ+PCスピーカーに比べるとコスパで劣ります。PC用スピーカーであれば方向性としてはフラットな特性を目指しておりますので、音楽を聴くにしてもボロボロということにはなりにくいです。練習するならできるだけきれいなソースを合わせた方が楽しいですし、PC用スピーカーはあって損はないと思いますので、amPlugをお持ちの方だったり、ご検討されている方にはぜひお試しいただきたいです。組み合わせで購入でもamazonで6,300円程度で手に入りますのでコスパは最強と思います。
MM-SPWD2BKのスピーカーとしての性能は?
サンワサプライの木製スピーカーは見た目も綺麗ですし、楽しくギタープレイに没頭できるギター練習用には手軽で良いモデルと思います。ですが、音楽を聴く道具としてのMM-SPWD2BKの評価は、夜間の音楽鑑賞に耐えうる程度の音質と思った方が良いです。低音はややブーミーなのに弱く、かといって高音がクリアとは言い難いです。この特性は音楽鑑賞に対してのメリットではなく、アンプラグとの相性が良いのでしょう。とはいえこのサイズでの音としては優秀と思います。普通のPCテーブルであれば共振は免れず、低音のブーミーさが増したりクリアさを損ねることが多いです。こういった小型PCスピーカーのサウンドのグレードアップはインシュレーターの使用がお勧めです。本格的なインシュレーターでなくても袋ナットでじゅうぶんに効果を感じるのと思います。
VOX amPlugをお持ちの方、PCスピーカーやちょっとしたアクティブスピーカーなら中古で格安で手に入ります。ヘッドフォンだけでなくスピーカー接続もぜひ試してみてください。
VOX ヴォックス ヘッドホン・ギター・アンプ アンプラグ2 amPlug 2 AC30
- 出版社/メーカー: VOX
- 発売日: 2014/09/27
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
VOX ヴォックス ミニ・スタックアンプ ギター/ベース用 amPlug2 Cabinet AP2-CAB
- 出版社/メーカー: VOX
- 発売日: 2016/04/24
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
【おすすめ練習用アンプ】YAMAHA THR5 モデルとなったアンプは?
YAMAHA THR5のモデルとなったアンプは?
練習用アンプとして人気を集めているYAMAHAのTHRシリーズですが、スタンダードモデルとなるTHR10・THR5はクリーン~ハイゲインまで幅広くカバーできるアンプモデルが選択できます。
取説にはモデリング元となったアンプについての記載があり、モデル名は明かされていませんがこのような内容になっております。
CLEAN : ジャズやブルース、カントリーサウンドのための、6L6 管のパワーアンプからの豊かなクリーントーンが特徴です。
CRUNCH : 低出力クラス A アンプの、明るくて鮮明でありながらダイナミックなパワーアンプの歪みを再現します。
LEAD : 程よいゲインのプリアンプとEL34管のパワーアンプの結合による、ミッドレンジの素晴らしい往年のイギリス製アンプの歪みを再現します。
BRIT HI : ハイゲインプリアンプと EL34管のパワーアンプによるワイルドで強烈な歪みが自慢のイギリスアンプのサウンドです。
MODERN : ハイゲインプリアンプと 6L6パワー管の組み合わせによる、滑らかでパワフルな歪みと素晴らしいパワーアンプのコンプレッションが特徴です。
THR5のアンプモデル(筆者の勝手な推測による)
CLEAN : Fenderアンプ(ツインリバーブorデラックスリバーブ?)
CRUNCH :VOX AC30
LEAD : Marshallプレキシ
BRIT HI :モダンMarshall
MODERN :Mesaレクチファイア
モデリング業界的には平凡というか、ここはおさえるよねという内容ですね。このチョイスはよく考えられたものだと思います。
THR10Cのクランチサウンドは極上の出来栄え
THR10Cを使用していた際は極上のクランチサウンドと真空管に迫るフィーリングの再現に、時代は進歩したなぁと感心していたのです。それはそれで良かったのですが、普段ブルースとか弾いていても突然メタルとかやれないけどやりたくなっちゃうことがあるじゃないですか。ペインキラーとかミラクルマンとか弾こうとするとTHR10Cではエフェクターが必要になってしまう。THR10Cだとエフェクター使わないと対応できないし、だからと言ってTHR10X買ってしまうと今度はブルースできないし(笑)スタンダードモデルを作っておいて特化した派生を出すというのはマーケティング的にもうまい手段だったと思います。
YAMAHA THRのアンプモデル数は少ないのか?
アンプ数がなんだ5種類かという向きもあるかもしれませんが、サンズアンプのコンボなんかはモデル数が3種類でも味わいのあるサウンド傾向ですし。最近の練習用アンプの流れとして、モデリング数は控えめな傾向ですね。似ている似ていないというところは一段落して、フィーリング重視になっていっていると思います。
シンセの世界でもあったように技術革新が起きると、2,000音色のプリセット搭載!とか、32種類のアンプモデル!32種類のキャビネットモデル搭載!とか量が先にもてはやされてそのうちに量より質だよねという流れがこの業界(?)も当てはまっている気がします。
音楽再生能力を基準に練習用コンパクトアンプを選択する選択肢
練習用アンプというジャンルは日本の需要が多いためか、THRシリーズにしても、刀Miniにしてもジャパンブランドの製品はよくできていると思います。
THRシリーズについては構造上の特徴からオーディオスピーカーとしてのポテンシャルが高く、独自の音の広がり感の再生についてはTVサウンドバー開発の恩恵を感じます。そのため、THRで音楽を再生してしまうと練習用ギターアンプに対する考え方が変わってしまうほどです。私にとってはきちんとしたヘッドフォンさえあれば、モニタースピーカーいらんやん、と思えるほどの威力でした。
モニタースピーカーでシミュレートされたギターアンプ音を「再生」する
本来ギターアンプは、良いギターの音をだせてナンボだと思います。ですが、オーディオとのミックスで考えたときには、モニタースピーカーでシミュレートされたギターサウンドを「再生する」という考え方はこれからの時代をとらえていたんじゃないでしょうか。
THRのサウンドは内蔵スピーカーで音を出しての練習には十分な内容なのですが、ヘッドフォンでの出力となるとAmplitubeやGuitarRigやBIAS AMPなどソフトウェアのモデリングに軍配があがります。ここは少し惜しいところで、フォンアウトもおまけではなくスピーカー再生のレベルまで持っていって欲しかったですね。
ZOOMさんやオーテクさんなんかがコラボして、コンパクトかつフラット特性なモバイルアンプに、ハイスピードのオーディオインターフェースを搭載させてスピーカーでもヘッドフォンでも幸せになれる究極の練習用アンプがリリースされたらそれこそ夢の練習アンプじゃないでしょうか。でもZOOMさん練習用アンプの分野はもう手を出さないのかなぁ。
仕組み上マーシャルのCODEシリーズがいい線行ってるんじゃと思いますが、CODEシリーズのコンパクトマルチとか出してくれないかなぁと思います。
【おすすめ練習用アンプ】YAMAHA THR5は自宅でのギター練習にピッタリ!
YAMAHA THRは練習用アンプの決定版なのか?
自宅練習用アンプとして私が使っているのがYAMAHA THR5です。
練習用アンプとして確固たる地位を築いているYAMAHA THRシリーズは、
・THR10:クリーン~ハイゲインまで抑える万能選手
・THR5:THR10の機能を限定しコンパクトサイズに!
・THR10X:ハイゲイン系に特化したモデル
・THR10C:レスポンス重視のローゲインタイプ
・THR5A:アコースティックに特化したモデル
のシリーズがあり、モデルのチョイスも悩ましいシリーズとなっております。エレキギター用はTHR10・5・10X・10Cと選択肢があり購入前に悩まれる方も見えるのではないでしょうか。
私はもともとTHR10Cを購入後かなり気に入って使用していたのですが、こちらの動画を見てしまい結果はTHR10Cを売却しTHR5を買いなおしました。
YAMAHA THRシリーズのサウンドは?
ポストSRVとして名高いフィリップ・セイスのレビュー動画です。これにはしびれました。
Yamaha THR10 - Philip Sayce vintage pedals demo
バカテクギタリストとして名高いマティアス・IA・イクルンドのレビュー動画。にこやかにあっさりと超絶テクを披露してくれます。これを見ちゃうと10Xも欲しくなる。
Yamaha THR10X - Mattias IA Eklundh
私がTHR10ではなくTHR5を選択した理由
・フィリップ・セイスのレビュー動画でのLEADの音色が素晴らしかったためTHR10かTHR5がどうしても欲しくなった。THR10Cではこの音は出せなかった。
・コンパクトさ。CやXのコンパクト版も出したらもっと売れるだろうに。
・PCと常時接続の用途ならTHRエディタで何とかなるかなと考えた。
・THR10よりもコスパに優れていると判断した。
といったことがポイントになりました。実際PCデスクへの設置ならサイズ感はこのぐらいがちょうどよく、横長のTHR10シリーズはPCデスクに置くには少し厳しい。
THRエディタを接続の上でトーンノブを触るとBASS、MID、TREBLEが連動して複雑な動きをするため、ワンノブトーンだから単調な音色変化ということでもなくこれはこれでよく考えられていると思います。
ただ、ストラト・レスポール系以外の癖の強いギターを使う方は3ノブタイプの10シリーズがよいかもしれません。
THR10シリーズはAUXインやPC接続時のソース音の音量があるため、音楽を流しながらのミックス練習にはとても便利です。