【ギタマガレビュー】漢なら黙ってMarshall!マーシャル特集がたまらない件
ギタマガ3月号はMarshall特集!
見かけて気になっていたギター・マガジン3月号をようやく手に入れることができました。
Guitar magazine (ギター・マガジン) 2019年 3月号 [雑誌]
- 作者: ギター・マガジン編集部
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2019/02/13
- メディア: 雑誌
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3月号はマーシャル現場主義。ロックギターの歴史を作ったアンプの王者マーシャル特集でございます。 ロックギタリストなら一度は夢見るマーシャルの壁!
1959スーパーリードを前に熱演するジミヘンの姿を眺めながら、いつかは1959ほしいなぁと思い続けているあこがれの存在でございます。漢なら・一度はしたい・チャンネルリンク。
マーシャル現場主義という見出しに恥じない充実した内容
ギタマガ3月号のマーシャル特集は、マーシャルアンプの歴史、プロのマーシャル学、新提案家マーシャルという流れで記載されており、マーシャルについて知りたいことが網羅されております。
今はもう、バンドをやっていないのでスタックアンプについては憧れの存在でしかないのですが、家マーシャルならいけるかも!ということで筆者が今気になっているモデルをご紹介します。
家マーシャルやるなら、現実的な選択肢はDSL1C
まずはこちら、DSL1C。ちょっと前に大流行した、1Wチューブアンプです。1Wチューブは家で弾くには一番現実的な音量なのでは無いでしょうか。おれんち爆音出せるぜ!という方はブルジョワ様はフルスタックでどうぞ!
1Wチューブアンプはブラックスターのこちらのアンプが売れに売れまくったモデルだと思います、おそらくですが。
HT-1Rは以前所有したことがあります。真空管ならではのコシのあるクリーンサウンドからゴリゴリの歪みまで出すことができ、デジタルリバーブ付きでかなり気持ちよく練習できてしまうイケてるモデルでした。
対してマーシャルのDSL1Cについては、負けてるのは値段だけです。マーシャルついに本気出してきたな!というぐらいサウンドと機能が充実しています。
クリーン~クランチまで色気のある音を出してくれてニヤニヤものですが、ドライブサウンドがなかなかロケンローで素晴らしいです。ブースターやオーバードライブがいらないくらい、アンプで作る【良い音】がします。 あぶく銭が入ったら衝動買して幸せになれるレベルの逸品ですね。
スピーカーからの音出しだけでなくヘッドフォン使用でも幸せになれるCODE25
ギタリストたるもの、真空管への憧れとサウンドの要求というのは絶対的にあるもので、アンプシミュレーターという存在があることがその証明であります。最近の薄型液晶テレビに真空管が入っていたら、絶対ダサい!となるのに、ギターアンプに入っていてほしいものナンバーワンは真空管です。
とはいえ、ライン出しであったり、ヘッドフォンであったり【スピーカーから音を出力しない】環境で最も威力を発揮するのはアンプシミュレーターです。
CODE25の素晴らしいのは、ちょっと操作系が難しいなと思いつつもうまくまとめられており、ものすごくマニアックな機能がある程度簡単に操作できてしまう点です。
このアンプをなんにも知らないギタリストへフルチューブアンプはやっぱり音が違うね!なんて言ったらバレない人も多いんじゃないでしょうか。
マーシャル歴代の様々なモデルが再現され、プリとパワーのモデル選択も可能というマニアックさに加えエフェクターまで内蔵。PC使用時には気になるレイテンシーに関しては全く問題ないレベルと思います。デジタルものも性能があがるにつれレイテンシーがどったらこったらいう議論も聞かれなくなってきましたね。
なによりシミュレーター内蔵のアドバンテージはラインアウト(ヘッドフォンアウト)の音質が良いことにあります。そもそもアンプシミュレーターはレコーディングのために進化してきた技術なのでサイレント環境でのモニターでも残念感がありません。
PCメインでアンプシミュレーターを使用する事もできますが、PC使用にはYouTubeやセクスィー系サイトなどの雑念が入ることも度々ありますので、ヘッドフォン練習までがアンプのみで完結することは練習の成果に繋がります。
雑誌であることの価値
最近のギターマガジンの特集はオールマイティーな情報提供でなくどちらかというと尖った内容もあるのですが、インターネット時代にこういった方法で誌面をつくることにかなり好感が持てます。実際数年ぶりにギタマガを購入した筆者が、数ヶ月ごとではありますがギタマガを購入して愛読しております。紙であることのメリットを最大限活かしたデザインとレイアウトと内容にギタマガも進化したなぁと感慨深く見ております。ネット世代の若いギタリストに是非手にとって読んでいただきたいところです。
おっさんギタリストもときめく、素敵な誌面を作ってくださった編集長さんが卒業されるとのことで、いくばくかの心配はありますが、デジタルではない魅力をこれからも伝えていただきたいものです。